PAGIC Galleryは大阪北浜にてグループショー「SUILO」を開催いたします。
台湾を含む国内外にルーツを持つ4名のアーティストが大阪・北浜の地に集まります。
水路は物を運び、人を繋ぐ都市の動脈でした。
その役目を徐々に後続のテクノロジーへと譲った工業化以降も、街と街、国と国、山と海の境目を越え、たしかに繋がっている事実を私たちに示しています。
さらに時代が進みもはや情報だけがケーブルでやり取りされる今になってもなお、ノスタルジックな水の路は私たちに本能的な開放と喜びを感じさせ、人々を呼び寄せる力を持っているのです。
SUILOでは、どんなに重い物質も浮かべてどんなに遠い場所へも届く水路のように、リミットレスな力を持つアート作品をご紹介いたします。
Artists
木村華子
京都府出身、大阪市在住
同志社大学文学部美学芸術学科卒業
主に「存在する/存在しない」「違う/同じ」などの両極端と捉えられている事象の間に横たわるグレーゾーンに触れることをステートメントの中心に据え、時代性を内包したコンセプチュアルな作品を展開します。近年は写真を主軸とした表現に留まらず、立体作品、インスタレーションなども手がけています。
新正春
1996年⼤阪府⽣まれ
2021年京都芸術⼤学⼤学院修⼠課程美術⼯芸領域油画分野修了
新は、社会におけるアートの意義を探求します。今日に至るまでの歴史でどんな変化を経たか、アーティストがどのように考え表現を進化させたか、純粋な興味がその動機にあります。その直感かつ即興的な仕事は、事実を組み立てる理性的な思考の土台に築かれています。
kinwin
1982 台湾台北生まれ
2001 復興美工卒業
2005 大葉大学造形芸術科卒業
現代社会は様々なニーズを満たすためのスピードを求められ、人・ 物・事に対し焦燥感で溢れています。キンウィンは歩調を緩め、心の奥底を探り、根本にある自分を問いか けることで、人々が望む幸せがあるからこそ全ての物事が有意義とな ると考えています。
全ては一見相反して見えますが、善悪の概念を超えて、その中にあ る『犠牲』をコンセプトとした作品は夢と希望を鑑賞者に与え、独自の 幻想的な世界観で祝福を表現しています。
陳京亨
1996年 台湾生まれ
醒吾科技大学卒業
台湾のポップ文化とお寺文化のふれあいで培われてきた何かが次から次へと形になり、「Happy Birds Days」シリーズを制作しています。
「クリエーション」「ポジティブ」「コオペレーション」「ラブリー」をコンセプトとしています。
芸術作品を美術館やギャラリーから一歩引き寄せ、自身の世界観と多種多様な生活シーンをコラボレーションしていくことで、「皆さまをさらにハッピーに」できる作品作りに精力的に取り込んでいます。
Date & Time
7-28 Fri. — 07-31 Mon., 2023
11:00–19:00(最終日は16:00まで)
Venue